旅に出たい時に思うこと

旅に出たいときに思うこと

無性に旅に出たくなるときってありますよね。私はそんなとき、boarding music と呼ばれる種類の音楽を聴くことがあります。これは、飛行機が出発する前や到着した後に流れている曲のことで、ANA なら葉加瀬太郎の Another Sky 、JAL なら I Will Be There With You が有名です。

その中でも、東方航空の機内で流れている曲に特に思い入れがあります。高校一年生の3月から、一人で旅行をするようになりました。あの頃はまだ世界が平和で、一番安いチケットを買えば、高校生のなけなしのお小遣いの範囲で海外に行ける時代でした。安いチケットを血眼になって探し、安いドミトリーに泊り、好奇心の赴くままに旅に出ることを繰り返しました。一番安い航空券は東方航空のものであることが多く、2020年にコロナウイルスが世界に広がるまで、東方航空のお世話になり続けました。

この曲を聞くたびに、旅に出るときの期待感や長距離のフライトの疲労感がありありと蘇ります。私は観光地で写真を撮ることよりも、知らない人とお茶をしたり、いま旅をしていると実感できるようなことをすることが旅の醍醐味だと信じています。飛行機に乗り降りするその瞬間は確かに、旅をしていると強く感じられる瞬間です。出国して飛行機の席に座って荷物を整理してドアが閉まるまでの時間。飛行機が着陸して周囲の携帯が通知を鳴らし、到着のアナウンスが流れ、シートベルトサインが消灯し、我先に飛行機から降りようとする人の群れのようなものを思い出すのも、また旅の余韻に浸ることができて私は好きです。

飛行機から降りようとする人たち

Hugo で構築されています。
テーマ StackJimmy によって設計されています。